デジカメオンライン

2009年04月04日

デジカメ初心者入門 高画素機種の問題とは

最近はコンパクトデジタルカメラでも1000万画素をこえる高画素カメラばかりが発売されるようになりました。

カメラをはじめて買う人は数字に騙されやすいのですが、1000万画素オーバー機種は必ずしも高画質というわけでは絶対にありません。

よくネットで話題になる、高画素になればなるほど室内など暗い場面で画質が落ちるという話は本当です。最近はノイズリダクション技術の向上で上手にごまかしていますが、基本的に高画素になればなるほど高ISOでの画質は低下しやすいです。ノイズ処理技術が最高レベルのキヤノンでさえ最新機種、EOS 50D 、kiss X3 の1500万画素機の高ISOは無理なノイズリダクションで細部が塗りつぶされてしまう、塗り絵と呼ばれる現象が起こっています。

「じゃあ、高画素機種は低画質なの?」

これも間違いです。
画素数が増えれば増えるほどより大きな画像で記録できます。つまり明るい野外撮影などではより精細に被写体をとらえる事が可能です。

高画素を高画質という人がいたり、低画質という人がいたりするのは主に撮影しているフィールドが違うから主張が違うだけです。

光量のたっぷりある野外で遠くのもの、例えば動物、鳥などを少しでも大きく精細に撮影したい人は高画素機のほうがありがたいでしょう。

逆に室内など暗い場所で子供や家族、ペットなどの写真を手ブレ、被写体ブレなく綺麗に撮りたいという方には低画素機のほうが撮影しやすいのは間違いありません。


では、高画素機種の問題点とは何かといいますと、一つは人によっては無駄なスペック、オーバースペックだという点です。ニコンの600画素機D40のサンプル画像とニコンの1200万画素機種D90のサンプル画像を見ていただければわかると思いますが、600万画素機種 D40 の写真サイズでもほとんどの人のパソコンディスプレイ画面からはみ出していると思います。パソコンで観賞するなら縮小しなければなりませんし、大判にプリントしなければプリントアウトしてもほとんど変わりません。つまり、600万画素の写真サイズで満足できるなら、1200万画素の価値は無いということになります。

そして、高画素機種の最大の問題は ファイルサイズの大きさ です。D40のRAWファイルが1枚5M、D90のRAWファイルが1枚10M、2倍の大きさになります。ファイルサイズが大きいと言うことは言い逃れできない完全な悪です。転送スピードや画像処理が遅くなりますし、ハードディスクは2倍のスピードで容量を失っていきます。DVD-Rにバックアップする頻度も2倍になりますしとにかく手間がかかります。


自分は高画素機が必ずしも悪いとは思いません。
より大きな画像サイズ、より精細な写真を撮影したい人も多いからです。

本当の問題は、メーカーが数字のロジック、カメラ初心者騙しのためだけに画素数を無駄にあげているという事です。「数字が大きければ良いに決まっている!」と思いがちですからね。そして、マーケティングのためだけに画素数を上げ、カメラ好きのユーザーの選択肢を狭めているという点につきます。高画素機種と低画素機種を併売すれば誰も文句はないんですが、現在明らかな併売をしているのはニコンだけで、他のメーカーは室内で綺麗な画像を手軽にスナップ撮影したいユーザーを無視している状況です。いくらノイズ処理を上手くして綺麗に見せても、無駄に大きいファイルサイズでは手軽に撮影できませんからね。


自分の言いたい事の結論は、

「高画素機種ばかりでなく低画素機種もラインナップに加えて販売して欲しい」

ということです。
似たようなスペックのキヤノンkiss X3と50D、オリンパスE-620とE-30など、中途半端なラインナップにするくらいならもっと明確にユーザーを絞ったほうが売れると思いませんか?メーカーさん。室内で写真を手ブレ、被写体ブレなく綺麗に撮りたい人やファイルサイズの大きさで困っている人は多いと思いますよ?


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