デジカメオンライン

2009年07月06日

デジカメ選びの基礎知識 高画素=高画質は大間違い

カメラに詳しくない人がよく勘違いしてしまう「高画素=高画質」という思い込みは大きな間違いですよ。

そもそも、「高画素=高画質」なわけがありません(笑)。

画素数の意味とは光を受光する素子の数量。この素子の数が多ければ多いほどより多くのデータを扱うことができ、より多くの情報を記録できるようになります。より多くの情報を記録できるため、より解像力の高い大きなサイズの写真が撮影可能。つまり、「画素数=写真サイズの大きさ」と考えるのが一番わかりやすいですね。

高画素というのは画素数が多いという意味。ですから、「高画素=大きな写真サイズ」というのが正解です。決して「高画素=高画質」という意味ではありません。


絵画の世界に置き換えればわかりやすいと思います。

サイズの小さな何も描かれていない真っ白なキャンバスと、よりサイズの大きな真っ白なキャンバス。「高画素=高画質」と勘違いしている人は、「真っ白なキャンバス(大)のほうが真っ白なキャンバス(小)より絵が上手い」と言っているようなものです。まだ何も絵が描かれていないのに・・・・これは滑稽ですよね(笑)。

絵は画家が筆や絵の具などの画材を使って描くことにより完成します。同じようにデジタルカメラもカメラボディ(画家)に交換レンズ(画材)を装着して被写体を撮影して初めて写真として完成するわけです。

絵画の世界でも小さなキャンバスに描かれた素晴らしい絵などいくらでもあるように、写真の価値が画像サイズの大きさで決まることなどありえません。結局は構図と被写体、カメラマンの腕次第ですよ。


しかも、カメラは高画質化すればするほどより緻密な描写力を要求されます。画家が大きなキャンバスに緻密な絵を描くのが大変なように、デジタルカメラでも画像サイズが大きくなればなるほど描写が難しくなり、「高感度ノイズの増大」「ダイナミックレンジの低下」「ファイルサイズの肥大」などの弊害が出てしまうわけです。

最新の技術で高画素化の弊害はかなり抑えられるようになってきてはいますが、より画像サイズが小さい=低画素なほど描写に余裕があるのは間違いありません。「低画素=低画質」というのも大きな間違いですよ。

ちなみに写真プリントに必要な画素数はLサイズ印刷で150万〜200万画素だと言われています。パソコンのディスプレイ観賞でもSXGA(1280×1024)だと200万画素、WUXGA(1920×1200)でも300万画素もあればディスプレイから画像がはみ出るくらいの写真サイズの大きさになります。ポスターサイズに画像を拡大印刷したいのなら別かもしれませんが、普通に使用するなら600万画素もあれば十分ですね。


最後に、管理人おすすめの画素数を撮像素子面積別に記載しておきます。
あくまで主観ですが、デジカメ選びの参考になれば幸いです。

・コンパクトデジタルカメラ / 200万画素〜600万画素
・フォーサーズ(マイクロフォーサーズ) / 400万〜1000万画素
・APS-C / 600万〜1200万画素
・フルサイズ / 800万画素〜2000万画素