デジカメオンライン

2009年08月22日

K-7/D5000/EOS Kiss X3/E-P1/DMC-GH1画質比較 高感度写真ディティール感

ペンタックス K-7D5000 / EOS Kiss X3 / E-P1 / DMC-GH1 の高感度画質とディティール感を比較したサンプル写真が掲載されています。

Pentax K-7 Overview


Canon T1iはEOS Kiss X3の海外での名称です。

サンプル写真を並べてくれているので非常にわかりやすいですね。比較してみて個人的に感じた意見を書き出してみたいと思います。


[ペンタックス K-7]
1460万画素の高画素カメラですから高感度ノイズは多め。特に粒子状の粒々したノイズが多い印象です。非常に残念なことに赤い生地の模様がノイズリダクションにより完全に塗りつぶされています。いわゆる「塗り絵」。ノイズリダクションの設定はディフォルトの「中」の設定のようですが、細部の描写を重視するならやはり「弱」にしておいたほうが良いかもしれません。

[ニコン D5000]
非常にバランスの良い高感度画質ですね。粒子状のノイズが少ない代わりにカラーノイズが見えますが、ISO1600でこれだけの画質なら文句なし。赤の生地のパターン模様もしっかり残っています。ディティールの比較では解像力がやや乏しい気もします。

[キヤノン EOS Kiss X3]
K-7と比べるとノイズの消し方が非常に上手いですね。1500万画素カメラとは思えない高レベルです。生地の模様は「塗り絵」気味ですが、K-7よりはまだまだ残っています。ディティール感の比較ではISO100とISO3200の差が一番大きい感じ。やはり高画素カメラ、高ISOでのノイズ処理に苦労している感は否めません。

[オリンパス E-P1]
ISO1600での画質はややカラーノイズが多い印象。生地の模様も同じ1200万画素カメラのD5000と比べて残っていません。マイクロフォーサーズとAPS-Cの差が出ていますね。その分ディティールの比較では文字や横線が非常にクッキリとして解像力が高い印象。

[パナソニック DMC-GH1]
同じセンサーを使っているはずなのにE-P1よりノイズレス。生地の模様はE-P1と同レベルでしょうか?ディティールの描写ではややボケている印象ですが、他サイトのテストでは解像力は最高レベルのことが多い(ローパスフィルターの効きが薄い)ため個体差、設定の差かもしれません。


設定やレンズが違えば結果は変わってきますのでなんとも言えませんが、これらのサンプル写真だけを見た感じではK-7はちょっとガッカリな感じですね。特に高ISOでの塗りつぶし感はかなりのもので、せっかくの高画素を活かしきれていない様子です。

EOS Kiss X3も最初見たときはかなり塗りつぶしが酷いと思ったのですが、K-7と比べるとかなりマシな印象。高感度ノイズの少なさも1500万画素カメラとは思えないほど高レベル、これで画素数を1000万画素〜1200万画素に据え置きしておけば更に素晴らしいカメラになったはずなのに・・・・惜しいですね。

マイクロフォーサーズはAPS-Cより撮像素子面積が小さいため高感度画質が悪くなりがちですが、どちらもなかなか頑張っています。特にDMC-GH1は良いですね。E-P1はDMC-GH1と同じくらいノイズが少なかったらディティールも良く最高だったんですが・・・・。

高感度画質のバランスが一番優れているカメラはD5000。まあ、画素数と撮像素子面積の関係を考えたら当たり前の結果かもしれませんが(笑)。


実写でISO1600以上の高感度を毎回使うという人は少数派だと思いますので、これらの比較写真がカメラ購入を決める全てと言うわけではありません。「販売価格」「ファインダーの見易さ」「ボディサイズ」「ボディ内手ブレ補正の有無」など画質以外にも重要なポイントはたくさんありますから。

でも、高感度画質が良いに越したことはありませんよね。

コンパクトデジタルカメラの世界ではキヤノンが遂に無駄な高画素化をやめ、高感度画質重視のマーケティング戦略に舵を取ってきました。高画素になればなるほど写真の大きさが大きくなり解像力が増しますが、その分高感度画質が低下、ダイナミックレンジなども低下しがちです。

コンデジが300万画素の時代から既に「画質を重視するなら高画素は必要ない」と叫ばれていましたが、1500万画素に到達して初めて「もう画素数の数字の大きさだけでユーザーを騙すのは画質的に無理」と観念したのでしょう。ソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」の登場もキヤノンの高感度画質重視戦略に拍車をかけたのかもしれません。

キヤノンが方針転換した今、デジタル一眼レフカメラ業界でも高画素より高感度画質の良さを重視したモデルが次々と発売される時代がくるかもしれません。これからは新機種の発表が今まで以上に楽しみになりそうですね。


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