デジカメオンライン

2010年06月29日

ギャップレスマイクロレンズとは LUMIX DMC-GH2に搭載される?

パナソニックLUMIX DMC-GH2 にはギャップレスマイクロレンズ技術を採用した新型センサーが搭載されるかもしれないとの噂です。

(FT4) New Panasonic sensor with gapless design

ギャップレスマイクロレンズとは、より多くの光を画素に集めるための微細な凸レンズである「マイクロレンズ」の隙間「マイクロレンズギャップ」をゼロにまで縮小させ、集光効率を飛躍的に高めたものです。

参考文献 : キヤノンCMOSセンサーの世界

オンチップマイクロレンズ技術に記載されている図の「マイクロレンズGAP」がゼロになったものだとイメージすればわかりやすいと思いますよ。

キヤノンのデジタル一眼レフカメラにおいては EOS 50DEOS 7D などの高画素機種で既に採用されています。EOS 7DはAPS-Cに1800万画素という超高画素カメラですが、高感度画質が比較的良好なのは最新テクノロジーであるギャップレスマイクロレンズ技術の恩恵もあったわけですね。

現在パナソニックのマイクロフォーサーズカメラは1200万画素が主流。マイクロフォーサーズはAPS-Cよりもセンサーサイズが小さいため、受光量で言うと「1200万画素マイクロフォーサーズ=1800万画素APS-C」という図式が成り立ちます。

つまり、ギャップレスマイクロレンズを採用すれば理論上1200万画素のマイクロフォーサーズカメラが1800万画素APS-CカメラであるEOS 7Dとほぼ同等の高感度画質になるというわけですね。

EOS 7DではISO800はもちろんISO1600も使える印象でしたし、DMC-GH2が1200万画素ならほぼ同じレベルの高感度画質は期待できますよ。

LUMIX DMC-G2 など現行機種ではISO1600は常用するにはやや厳しく、ISO800でもAPS-Cセンサーを採用している他メーカーよりもかなり画質が劣る印象だったので、マイクロフォーサーズカメラ最大の弱点とも言える「高感度画質の悪さ」が最新テクノロジーで改善されるなら大歓迎、売り上げアップも間違いないでしょう。


ただ、一抹の不安も・・・・。DMC-GH2、まさか1200万画素より高画素化するなんてことはないでしょうね?

今ですらAPS-Cに換算すると1800万画素に匹敵する超高画素なのに、これ以上分不相応な高画素化を続けたらいくらギャップレスマイクロレンズを搭載するとはいえ高感度画質は改善しませんよ。

APS-Cよりセンサーサイズが小さいマイクロフォーサーズカメラに求められているのは「ほどほどな画素数」と「ほどほどな高感度画質」、そしてなによりも「コンパクトなシステム」でしょう。

画素数的には1200万画素でも使い道に困るくらいの高画素ですので既に及第点。コンパクトなシステムもソニーのNEXシリーズよりややボディサイズが大きいとはいえ交換レンズまで含めるとやはりマイクロフォーサーズが一番だと言えます。あとは他社と同レベルの高感度画質さえ実現できればもはや完成形です。

パナソニックには無意味な高画素化をせず、高感度画質の改善にのみ努めたDMC-GH2の発売を期待したいですね。