デジカメオンライン

2010年07月11日

もう高画素機種はいらない 一眼シェア1位のニコンから高ISO超高感度対応APS-Cカメラが発売される?

2010年上半期、レンズ交換型デジタル一眼(レフ)カメラ市場で販売数1位のシェアを獲得したニコンから高感度撮影に適したDX(APS-C)カメラが発売されるのでは?との噂です。

New High ISO Nikon DX DSLR

気になる画素数は1200万画素かそれ以下の低画素カメラになるとか。噂の出所も曖昧で信憑性の薄い記事ですが、これが事実なら非常に嬉しいですよね〜。今よりも真の意味で写真画質の良い使いやすいカメラが発売されることになるわけですから。

BCNランキングの 2010年上半期、デジタル一眼1位はニコン、ミラーレス好調で変化の兆しも を見ると、ニコンは2009年度の販売シェア2位から1位にランクアップ、キヤノンは前年度よりシェアを8%ほど大きく落とし2位に転落しています。

この間ニコンは新機種ではなく D90D5000 などの1200万画素クラスのカメラで勝負、キヤノンは前年度発売された EOS 7D や今年の春に発売された EOS Kiss X4 といった1800万画素クラスの超高画素カメラで勝負に出たわけですが・・・・勝者は明確にニコンとなったようですね。

もちろん新製品と旧製品の販売価格の差もあるのでしょうが、ここまでキヤノンがシェアを落とした要因の一つに「ユーザーの望まない無駄な高画素化をしすぎた」という点があるのは間違い無いと思いますよ。ニコンのカメラが売れているということは「1200万画素で十分」と考えているユーザーが多いという証拠でもありますから。

「高画素=高画質」と大きな勘違いをしている初心者ユーザーが多いコンデジ市場とは異なり、ある一定レベル以上のカメラ知識を持つであろうデジタル一眼(レフ)カメラ市場での高画素による「数字の大きさ」のみによるアピール大作戦は失敗に終わったといえるでしょう。

EOS 7DやEOS Kiss X4は業界トップレベルのフルHD動画撮影機能「EOSムービー」を搭載している非常に魅力的な動画機種ですが、こと写真画質に関しては評判はそれほど高いものではありません。1800万画素という極小画素ピッチにしては頑張っているものの、正直「これなら1200万画素くらいにしたほうがもっと写真画質を良くできたのに・・・・惜しいなぁ・・・・」といった声のほうが大きいですからね。

1200万画素ですら通常のパソコンディスプレイには入りきらないほど極めて大きな画像サイズ。1800万画素もの超高画素が必要なのはトリミング耐性を最重要視する人やストックフォトなど商用撮影を行う人くらいなものですよ。

普通に趣味で写真を楽しみたい人にとって高画素は「ファイルサイズが大きい(特にRAW)」「パソコンでの編集作業が重い」など不便さばかりが目立つ「無用の長物」といっても過言ではないでしょう。


パナソニックやソニーのミラーレスカメラが販売シェアを劇的に伸ばしている昨今。もはやレンズ交換式カメラはキヤノン、ニコンの二強のみのものではありません。今までは過去の高価なレンズ資産による「レンズマウント縛り」によりシェアを強固なものとしてきた二強の牙城も、小型軽量コンパクトで高性能、しかもコンデジより圧倒的に高画質なミラーレスカメラの前にはいずれ崩れ去る日が来ます。

とはいえ、既にキヤノン製、ニコン製の高額レンズを多数購入している人にとってはデジタル一眼レフカメラの存在自体が消滅するのは一大事ですよね。

ただ、ミラーレスカメラの勢いが凄まじいとはいっても、マイクロフォーサーズで1200万画素、APS-Cで1400万画素と画素ピッチに対して画素数が大きすぎるモデルが主流。これなら携帯性や機能で劣るデジタル一眼レフカメラでも「画質勝負」という道は残されていますよ。

写真画質がミラーレスカメラよりも明確によければ、「AFスピードの速さ」「撮影可能枚数の多さ」という美点も相まってデジタル一眼レフカメラはまだまだ現役選手としてもてはやされることになるはずですから。

マーケティング重視の無駄な高画素化を止めて本来一番大切な写真画質を向上させるには今が最後のチャンスかもしれません。ニコンが画素数を落とした低画素モデルを発売すれば、写真画質、高感度画質にうるさいカメラマニアはこぞってニコン製品を購入することでしょう。ぜひニコンには600万画素〜1000万画素クラスの使いやすい低画素APS-Cカメラの発売を現実のものとして欲しいですね。

もしもギャップレスマイクロレンズなど現在の最新テクノロジーを搭載した600万画素の名機 ニコン D40 が再来するとしたら・・・・。そんな妄想をしているだけでワクワクして夜も寝られなくなりますよ(笑)。