デジカメオンライン

2010年08月30日

本格エントリーモデル キヤノンEOS 60DにはAFマイクロアジャストメント機能が無い?

キヤノンの「本格エントリーモデル」 EOS 60D にはAFマイクロアジャストメント機能が搭載されていないようですね。

一世代前のモデル EOS 50D にはしっかり搭載されていたのに・・・・なぜわざわざAFマイクロアジャストメントを省く必要があったのか・・・。

正直AFマイクロアジャストメントをガンガン使用しているジャスピンこだわり派の人は少数でしょうし、いらないといえばいらないのかもしれませんが・・・・あって損をするものでもない、むしろ喜ばれる機能をなぜ意図的に省略するのか・・・・もはや悪意しか感じません。

まあ、たかが「本格エントリーモデル」であるEOS 60Dにはこんなマニアックで高度な機能はいらない、とのキヤノン開発陣のメッセージでしょう。真のミドルクラスカメラが欲しい人は EOS 7D を購入してくれという暗黙の強制、差別化ですね。

もはやEOS 二桁機種は中途半端なエントリーモデルになってしまったのか・・・・そのくせ販売価格だけはどう考えてもエントリーモデルとは思えないくらい高額ですが(笑)。

でも、「キヤノンのデジタル一眼レフカメラだから」という謎な理由だけで結構売れるんでしょうね〜。ほとんどの消費者は細かいカタログスペックなんか気にしませんし、CMキャラクターやブランドイメージだけで機種を選択してしまう人も多いですから。

「まいくろなんたらなんてどうでもいい、キヤノンのカメラだから最高なんだよ!」みたいな。これを「キヤノン信者」といわずしてなんといわんや。


世界的にみてもEOS 60Dには失望と怒りの声が大多数。特にある程度カメラに詳しいキヤノンユーザーからの非難が多いようです。まあ、カメラに詳しくない初心者はともかくカメラマニアならそりゃ怒りますよね〜。ソニーが α55α33 という最高にエキサイティングな最新機種を出してきた直後にこの体たらくですから(笑)。

タイミング最悪!マーケティング大失敗!

バリアングル液晶を搭載して初心者にアピールしたい印象ですが、ライブビュー撮影でも高速AFが可能なソニーやパナソニックの一眼カメラとは違い、キヤノンの一眼「レフ」カメラでのオートフォーカス速度はコンパクトデジタルカメラにも大きく劣るほどの激遅性能。正直オートフォーカスでのまともな撮影は難しいですよ。

「バリアングル液晶でローアングル、ハイアングル撮影自由自在♪」なんて安直な購入動機をお持ちの方がいたら、大きく裏切られる可能性がありますのでご注意を。


個人的にはEOS 60Dは商業的に大失敗に終わって欲しいですね〜。「高性能」「高画質」「ハイコストパフォーマンス」なソニーのα55やα33にシェアを大幅に奪われて欲しいと心から願っています。そうしないとキヤノンはいつまでもブランドイメージとレンズ資産にあぐらをかいて「スペックの出し惜しみ」を続けますから。そう、EOS 60Dのように。

ミラーレスカメラなどの一眼カメラが勢力を増し、キヤノンとニコンのレンズ交換カメラシェアが大幅に減ったとき、二大メーカーがなりふりかまわず本気でカメラ開発に取り組んだときこそが我々消費者にといって「安価で高性能なモデルが選び放題」な一番のカメラ購入時期といえるでしょう。

キヤノンから少しでも早くライブビューやEOSムービー撮影時にも高速なオートフォーカスが可能な一眼カメラが発売されること・・・・一キヤノンユーザーである管理人の切なる願いです。