デジカメオンライン

2010年09月09日

ニコンCOOLPIX P7000サンプル写真 ハイエンドコンパクトデジタルカメラ

ハイエンドコンパクトデジタルカメラ、ニコンCOOLPIX P7000 が海外で正式発表されました。

ニコン海外公式サイトではサンプル写真も掲載されています。

Sample Images - COOLPIX P7000 | Nikon

いわゆる「1/1.7型とセンサーサイズを少し大きくし、画素数を1000万画素にあえて抑えることにより高画質を実現したコンデジ」というジャンルの商品。類似品には先駆者であるパナソニックのLUMIX DMC-LX5 やそれに続いたキヤノンの PowerShot G11 などがあります。

サンプル写真を見る限り、低ISOではなかなか良い画質ですね〜。ノイズリダクションバリバリのノッペリ画質が特徴である高画素コンデジとの差は一目瞭然。ISO400やISO800など高感度でのサンプルも早く見てみたいところです。

レンズもフルサイズ換算28mm-200mmと7倍クラスの使いやすいズームレンジですし、「どうしても携帯性に優れた画質の良いコンデジが欲しい!」という人にはオススメなカメラかもしれません。


ただ、あくまでこのジャンルは一眼(レフ)カメラを既に持っている人向けのサブ機材的なもの。非常にマニアックなニッチ製品です。

センサーサイズが少し大きくなったとはいえたかだか1/1.7型。フルサイズやAPS-Cはもちろんマイクロフォーサーズセンサーと比較しても圧倒的に小さいわけで・・・・。

画素数の多さとは違いセンサーサイズの大きさは画質の良し悪しに直結しますので、より大きなサイズであるマイクロフォーサーズやAPS-Cカメラのほうが写真画質が良いのは必然。特に同画角、同F値での「ボケの量」では絶対的な差があります。

ミラーレス一眼に目を向けてみますと、パナソニックの DMC-GF1 やソニーの NEX-3 などは通販価格で4〜5万円程度とハイエンドコンデジとほぼ同価格帯・・・・。より高い画質を求めるのならミラーレス一眼のほうがコストパフォーマンスが抜群に良いのは間違いありませんよ。

このジャンルも DMC-LX3 発売当初は非常に画期的な商品だったんですが・・・・小型軽量コンパクトで安価なミラーレス一眼の登場で以前よりもかなり魅力薄になった感じがします。そんなミラーレス一眼大躍進の時代にパナソニックより2年も遅れてCOOLPIX P7000を出されても・・・・時代遅れ感は否めません。

まあ、レンズが沈胴式でポケットにも入るくらい携帯性が良いのは大きな魅力ですから存在価値が無いとは決して言えませんが・・・・やはり画質にこだわるなら欲張ってもうワンランク上の商品、ミラーレスカメラを購入したいところです。販売価格もほどんと同じですし。


あと、このジャンルの商品にはメーカー開発者の「本音」が見え隠れして面白いのが特徴。

「あえて画素数を落として高画質化している」と正直にアナウンスしているわけで・・・・結局は「高画素カメラは高画質じゃないよ」と公式に暴露しちゃっているようなものですから(笑)。

カメラ初心者は数字が大きいほうが優れていると勘違いし「高画素=高画質」と思い込んで商品を購入しがち。その「数字の大きさ」だけを重視して無駄な高画素化を進めた結果、写真画質が過度のノイズリダクションによって破綻するという由々しき事態に陥ってしまったわけで。

その現状を打破しようとし、いきついた先がこれらのハイエンドモデルだというわけです。

写真画質の良し悪しは「センサーサイズ」「光学レンズ性能」「適度な画素数」によって決まります。これからデジカメを購入しようと計画しているユーザーの皆さんは、メーカーのマーケティング重視の結晶ともいえる「画素数の多さ」に惑わされず、「センサーサイズに適した画素数」を頑なに守っているカメラを購入するのが一番ですよ。

何事にも「分相応」「分不相応」というものがあるのをお忘れなく。


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