デジカメオンライン

2010年09月14日

オリンパスE-5 フォーサーズマウントは開発終了、滅亡するのか?

オリンパスの最上位機種 E-5 の正式発表が迫っているようです。

噂によるとスペックは

・ 防塵防滴マグネシウム合金ボディ
・ 1200万画素CMOSセンサー
・ ISO100〜ISO6400 (1/3EVステップ選択可)
・ ハイビジョン動画撮影機能 (30fps Motion JPEG)
・ 連射速度6コマ/秒 (5コマ/秒の可能性あり)
・ 92万ドット3型液晶モニター
・ フルツインクロス11点AFポイント(位相差AF)
・ CF/SDカードデュアルスロット

などなど。

プロ仕様の象徴ともいえる頑強で信頼性の高い「防塵防滴マグネシウム合金ボディ」以外は他メーカーのエントリーモデルクラス程度の基本性能。ペンタックスのハイスペックなエントリーデジタル一眼レフカメラ K-r などと比較するとその性能の低さが目立ちます。

E-3 の後継機種ですから光学ファインダーの視野率は100%だと思われますが、それを加味してもこのスペックならば販売価格は9万〜11万円程度が妥当ではないかと。

でも、以前発売された E-30 などを見てもわかるようにオリンパスのカメラは販売価格設定が異様に高いので・・・・20万円近い驚きの価格設定に「あほか!?」「ボッタクリ!?」と総ツッコミを受ける可能性も高そう。

E-3から数年の歳月をかけてこの体たらくですから・・・・当然インターネットでも正式発表前から失望と非難の声が大多数。中途半端なスペックのわりに販売価格だけは現在の EOS 7D 並みというキヤノンの EOS 60 よりも大きなバッシングを受けています。発売前から「終了感」が漂う末期的な状況。

あまりのガッカリ具合にフォーサーズユーザーの中でも機材一式を売り払ってしまった方もいるとか。未来の無いフォーサーズマウントに失望したからでしょうか?

一部熱狂的なオリンパス信者、もしくはメーカー関係者の方が「カメラは写真画質が重要だろう?」「スペックで写真が撮れるかよ(笑)」などという論点のすり替えをしてなんとか体裁を保とうとしているようですが・・・・。

物理的に考えて1200万画素のフォーサーズセンサーなら大人気のコンパクトミラーレスカメラ E-PL1 と写真画質はさほど変わらないはず。特にデジタル写真はパソコンでの画像編集により味付けがどうとでもできますから、センサーサイズと画素数、開発技術レベルが同じなら「ボケ」以外はほとんど同じ画質に仕上げることができるといえます。

E-PL1は既存のデジタル一眼(レフ)カメラ群の中でも特にJPEG画質のメーカーセッティングが上手く画質が良いので、E-5も写真画質自体は良さそうですが・・・・E-PL1を大きく超えるような高画質を望むのは極めて難しいでしょうね。この数ヶ月でセンサーに歴史を塗りかえるような革命的な進歩があったことを期待しましょうか。

でも、肝心のセンサーはパナソニック製との噂ですので、期待するのはオリンパスにではなくパナソニックに、ですが(笑)。


もしも画質がE-PL1やパナソニックのマイクロ一眼カメラと同レベルだとしたら、時代に取り残された感のあるフォーサーズマウントの将来は本格的に危うくなりますね。

既に1200万画素とAPS-Cセンサー換算1800万画素にも近い画素ピッチの狭さ、これ以上の高画素化によるアピールは難しいのが現状。また、画素数が限界近くにまで到達しているわけですから今のままの技術レベルならばこれ以上画質の飛躍的な向上は望めません。

写真画質の向上が難しいとすればボディの基本性能、つまりは「スペック」で勝負したいところですが・・・・E-5を見ている限りスペック向上に関してまったくの期待薄なのは明白。

E-5が商業的に大失敗に終われば、近いうちに「フォーサーズカメラ開発終了」「フォーサーズマウントレンズ生産終了」となる可能性も・・・・無いとは言い切れませんよ。公式なアナウンスはなかなかしないでしょうが。いわゆる「自然消滅」ってやつで。

オリンパスも「はやくフォーサーズをバッサリ切り捨ててマイクロフォーサーズで稼ぎたい」というのが本音でしょうし。メーカーとしては利益の大きいほうに開発を集約するのが当然の舵取りですから。

はたしてフォーサーズマウントはこのまま滅亡してしまうのか・・・・。


オリンパスのズイコーレンズは光学性能が極めて高いですし、このまま廃れさすのは惜しい限り。なんとか「ハイスペック」「ハイコストパフォーマンス」を極めたソニーのスピード一眼のような起死回生のカメラを開発して欲しいですね。