デジカメオンライン

2010年10月02日

WebPとは JPEGよりも高圧縮率なGoogleのウェッピー(読み方weppy)

米Google社からJPEGに取って代わるかもしれない高圧縮、高画質の新画像フォーマット WebP が発表されました。

Googleが新画像フォーマット「WebP」 - JPEGと同品質で高圧縮率

WebPとはJPEGと同じ非可逆式の画像ファイル圧縮フォーマットのこと。非可逆式圧縮フォーマットということで使い方もJPEGとほぼ同じ。その上圧縮率が高いためJPEGよりも同容量で高画質。次世代の画像ファイルフォーマットとして非常に期待が持てます。

動画、ムービーの世界ではMPEG-2、MPEG4、DivX、Xvid、WMV9、H.264(MP4/AVCHD)などより高圧縮、高画質な優れた映像圧縮フォーマットが次々と開発され続けているのはご存知の通り。技術が大きく進歩した主な理由は動画ファイルが写真やCGなどの画像ファイルよりも容量が圧倒的に大きく、サイズを大幅に小さくする必要に駆られたためでしょう。

しかし、写真やCGなどの画像ファイルの世界では十年以上前から存在しているJPEGが圧倒的に主流。Web上では特許問題で使用に制約のあるGIFや可逆圧縮のPNGが使用されることもありますが、写真の世界においては「圧縮ファイル=JPEG」というのが一般常識となっていますよね。

元々画像ファイルは比較的サイズが小さいため、世界中で利用されソフト的な互換性、利便性が極めて高いJPEGに取って代わる非可逆式圧縮フォーマットをわざわざ開発する必要が無かったからこその長期的技術停滞でした。

しかし、最近の高画素カメラではRAWファイルサイズはもちろんJPEGのサイズもバカにならない大きさ。写真1枚で「5MB以上」なんてザラですからね〜。画質が同じならばより高圧縮のファイルが開発されたほうが嬉しいに決まっています。

米Google社のWebPは同画質でJPEGよりも「10%〜80%」ほどの圧縮が可能とのこと。これだけ容量が減らせるのならパソコンのハードディスクでの保存、DVD-Rやブルーレイでのバックアップが楽になること間違いなし!我々ユーザーにとって非常にありがたい使いやすいファイルになるはずですよ。

カメラメーカーとしても願ってもない新技術でしょう。ただでさえセンサーサイズに対する画素数が高画素化し過ぎてしまい、写真画質に関して行き詰まりの様相を呈している現在のカメラ市場。画素数の「数字の大きさ」でのアピールが難しくなってきている時代において「WebPでの高品質圧縮が可能」というのは新たなアピールポイントになりますから。カメラ買い替え誘発の原動力にもなりそうです。


一番の問題はどれだけWebPが一般に浸透し広く使われるかどうかですが・・・・その点に関しては「親方Google」ということで意外と大丈夫かもしれません。

Googleの狙いとしてはWebPを表示できる(ようにする)同社のブラウザ「Chrome」をインターネットエクスプローラーやFirefoxなどの競合ライバルを超える存在にしたいという思惑もあるでしょうから。しっかり宣伝してくるはずですし。

これを機会に「無料だし、とりあえず一回Google Chromeを使ってみるかな」というユーザーが少なからず出て来るのは確実。一度Google ChromeやFirefoxなどの便利で軽快サクサクなタブブラウザを使ってしまうと、もう以前の不便でもっさりなヘボブラウザへの後戻りができなくなっちゃいますから。ブラウザシェアを増やしたいGoogleの思う壺かも(笑)。

ちなみにWebPの読み方は「weppy」、日本語で発音すると「ウェッピー」だそうですよ。高圧縮率を誇るウェッピーがいつコンパクトデジタルカメラやミラーレス、デジタル一眼レフカメラに搭載されるのかも注目ですね。


ああ、WebPという高圧縮ファイルの利便性と重要性に気づいたカメラメーカー各社がRAWファイルをより小さくする圧縮技術の開発に取り組んでくれないかなぁ・・・・。


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